義務感と努力を捨てたら、やる気が溢れてきた話

この4月から、仕事を辞めて代わりに嫁が仕事を始めたので、現在はいわゆる専業主夫の生活をしています。朝嫁を見送ってから、もうすぐ2歳になる子供と夕方まで一緒に遊んで、ご飯を作って過ごす、のんびりと平和な生活です。

子育ても料理も好きなので、ほぼストレスのない暮らしなのですが、唯一苦痛に感じるのが、毎朝早く起きなければいけないことです。今の自分には、どうしても夜更かしをしてしまう呪いがかかっているようで、その結果毎日朝がしんどくて、その状態で子供にご飯を作るのが大変でした。

数日前の朝、特に眠い時があり、子供の朝ごはんを用意するのがしんどかったので、「今日はご飯を作るのは諦めよう。一食くらい抜いたって大丈夫だろう。」とだいぶダメな選択をしてしまいました。ご飯を作らないとなると、その時間手が空くので、せっかく頑張って起きているんだから、可愛いわが子の姿でも見ていようと思い、ぼーっと子供を眺めていました。ところが、わが子を見ながら「あー、やっぱりこの子は超かわいいなぁ~」と思っているうちに、だんだんと「このかわいい子に、美味しいご飯を食べさせてやりたい!」という気持ちが沸き起こってきて、その結果、結局ルンルン気分でご飯を作る事ができました。

結果だけを見ると、義務感でご飯を作ろうが、ルンルン気分でご飯を作ろうが、行為は同じですが、自分にとって苦痛になるはずだった時間を、とても幸せな時間として過ごすことができました。作ったご飯は、完食はされなかったのですが、特に不満を感じることもなく、「今日はあまりおなかがすいてなかったんだなぁ」と思いました。もしこれが、眠いのを我慢して義務感から作ったご飯だったら、「せっかく作ったご飯を残された!」と不満を感じてただろうと思います。

最初にご飯を作るのを諦めたことは、社会的に見れば、だいぶダメダメな行為だと思います。無職の妻子持ちが、子供のご飯を作るという役目すら放棄するわけですから。もし、「クズ人間ポイントカード」を僕が持っていたとしたら、80ポイントくらいはスタンプを押されてしまうでしょう。でもこれからは、社会的に立派かどうかとか、義務とか、努力とか、そういうものは全て捨てていこうと思います。そして、ちょうど今回みたいに、その結果自分の中から自然と出てくる幸せで、これからの生活を満たしていきたいと思っています。

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